2022年11月19日(土)から〜11月27日(日)まで
「飯沼知寿子」展断片集を開催します。
展示ステートメント/Statement
一点透視図法による空間を作図し、そこに言葉のドローイングを重ねています。一点透視図法は女性を生きにくくしている家父長制の表象です。言葉のドローイングは、自分の言葉が見つからないもどかしさと、それでも諦めずに言葉を紡ぐ行為の表象です。筆致の重なりが層となることでうまれる絵画空間と、一点透視図法による絵画空間がせめぎ合いざわつく、そんな作品を描きたいと思っています。
今回は、これまでグループ展に出品して個展には登場してこなかった作品を集めました。それぞれのグループ展はテーマがあったり、場所に特色があったり、そういったものに反応して作られています。それらに新作を加えてギャラリーの空間を構成したいと思います。
飯沼知寿子展/OUTLINE
会期:2022年11月19日(土)から〜11月27日(日)※11月21日(月)は休廊
時間:午後12時〜午後6時(最終日午後5時終了)
展示作家:飯沼知寿子
場所:ギャラリーいちょうの木
東京都八王子市千人町1丁目2−17 八王子サマリヤマンション−1F
(JR中央線西八王子駅より徒歩7分)
作家紹介/ARTIST
1984年 神奈川県生まれ
2008年 第23回ホルベイン・スカラシップ奨学生
2010年 東京造形大学大学院 造形研究科造形専攻美術研究領域 修了
個展
2022年 ChatterboxⅢ-変化を伴い持続する4人- “Noise” ギャラリー檜、東京
2021年 ChatterboxⅡ-交錯する4人の場面- 「点に在す」 ギャラリー檜、東京
2020年 Chatterbox-4人の語りとそれぞれの表現- “Blind Spot” ギャラリー檜、東京
トキ・アートスペース企画シリーズ“Realization” vol.1
“Unneutral Square” トキ・アートスペース、東京
2017年 トキ・アートスペース企画シリーズ“Solid Will” vol.6
「反復の息づかい」トキ・アートスペース、東京
2016年 トキ・アートスペース企画シリーズ“Real/Material” vol.7
“Field” トキ・アートスペース、東京
2013年 トキ・アートスペース企画シリーズ“Critical Painting” vol.2 「絵画という祈り」トキ・アートスペース、東京
グループ展
2022年 「第6回八色の森の美術展 たおやかなまなざし」 池田記念美術館、新潟
2021年 「遊・桜ヶ丘 現在進行形 2021 サテライト展〈前期〉」 Gallery DODO、東京
「オリンピック終息宣言展2021」 神楽坂セッションハウス、東京
2020年 オリエ30×30㎝アート展「Rich Seasons Ⅲ」 オリエアート・ギャラリー、東京
2019年 「遊・桜ヶ丘 現在進行形 野外展2019」 ゆう桜ヶ丘ギャラリー、東京
2018年 「MMJシリーズの今展 No.2」 T-BOX、東京
2017年 「気配―けはひ―」 FEI ART MUSEUM YOKOYAMA、神奈川
2016年 「第10回丹沢アートフェスティヴァル」 田中現代美術研究所、神奈川
2011年 「Drawing Show」 ギャラリー檜、東京