柴田眞美展-nihongaと詩文の交歓-

2024年10月5日(土)〜 10月13日(日)まで、柴田眞美展nihongaと詩文の交歓を開催します。

展示ステートメント/Statement

精緻な写実的表現で圧倒するような絵よりも、石器時代の洞窟に描かれた動物壁画の、祈りのそして生命のうたのような表現にこそ心惹かれる。<魂の気配>のような絵に!今回は≪日本画と詩文の交歓≫がテーマの個展。20年来の友人が、作品を見るたびに送ってくれる文(感想がやがて詩文になって)は私にとっては「魂の気配」をことばで綴ってくれたもののように思われ、大切なものだ。「詩文」と「日本画」が響き合う空間を感じて頂けたらとても嬉しい。

目次

柴田眞美個展/OUTLINE

会期:2024年10月5日(土)〜 10月13日(日)まで ※10月7日月曜日は休廊
時間:午前12時〜午後6時(最終日午後5時終了)
展示作家:柴田眞美 
場所:ギャラリーいちょうの木
東京都八王子市千人町1丁目2−17 八王子サマリヤマンション−1F
(JR中央線西八王子駅より徒歩7分)

プロフィール

柴田眞美(しばた まみ)
1961年東京生まれ女子美術大学、東京芸術大学大学院(博後) 出身創画会会友を経て、現代造形表現作家フォーラム企画運営委員跡見学園女子大学 文学部人文学科 教授<美術>

小学生の頃、東京国立博物館で長谷川等伯の『松林図』に心打たれ、
墨や和紙などの和の画材も香りや手触りが好きで、日本画を目指したいと思った。
高校では日本画がなく、洋画(油絵とデッサン)を学ぶ。
大学の専攻を選ぶ際、人が使って喜んでくれる工芸分野にも魅力を感じたものの
やはり思い切り自由で我儘な表現が自分にあっている気がして、初心を貫く。
小さい頃より動物が好きで、美術に進まなかったら獣医を目指していたろうと思う。
そのような気質からか、動物(とくに大動物)を描く際には体の中の構造から捉えたいと願い、大学院では美術解剖学(美術家のための解剖学)を修める。
大学院の修了のためには「論文」を書かなければならないのだが、芸術的表現には理屈の世界がどうしても似合わない気がしてしまい、論文より骨格標本を写生している方が性に合っていた。
創画会時代は、動物の骨格を元にした半抽象的な構成的表現を探求し、絵絹も使い始める。
そして、近年では、日本画を含めた<空間表現>を試み続けている。

柴田眞美/ARTWORKS

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