森千香子展 Peel Off ,Hachioji2022

2022年10月27日(木)から〜10月30日(日)まで
「森千香子」展Peel Off ,Hachioji2022を開催します。

展示ステートメント/Statement

森千香子

20年前。あなたは何を想って毎日を過ごしていましたか?
 
突然、何を言っているのか?   ・・・と訝しく思われるかもしれません。♡
2001年、ロンドンでの展覧会で、私は”Peel Off” という言葉に囚われたのです。
 
赤い手漉き和紙を制作する過程で、乾燥した和紙を仮置のチュールからはがす作業をしていると、英国人から”Peel Off” と何度も言われたことがきっかけでした。
 
私が最も集中するのは、作品の制作プロセスです。
 
言い換えれば
 
完成した作品を展示する行為は、どこかしら「既に”Peel Off”した」抜け殻を並べている過去形なのです。
 
私にとって最も重要なのは作っているプロセス、その過ぎてゆく現在時です。
 
すでに完了した行為の結果をならべて展示することは「”Peel Off”した抜け殻」を閑かに並べていく「思惟の痕跡」というイメージです。
 
しかし、ここで時間論に関わることは止めましょう。
 
アートが時間論であることは、ダダイズム以降、この百年、自明です。♡
 
私は、最近洋服づくりにはまっています。
 
それは人体という立体を平面に落とし込む愉快な作業です。
 
しかし、立体は、二次元の想像力を常に嘲弄するのです。
 
かつてマリリンモンローの写真から彼女のラインを読み取って、自由さや奔放さというデザイン言語を生み出した建築家がいたというコトを思い出します。
 
方向を逆転させてみました。
 
自作の衣装を、友人のパフォーマンスアーティストに進呈。彼女が送ってくれたパフォーマンス映像は、正に身体の動きが主題。
 
しかし、私にとっては、その華奢な動きを包み込む衣装の存在なのです。
 
これって簡単なアポリアです。
 
だから あらためて、考えました。
 
洋服、その原型である型紙、二次元の設計図は、作品=表出なのか。
 
自分に問うてみたいのです。
 
”Peel Off”という言葉は、本来「剥がす」という意味です。
 
今回の主題は。
 
身体の運動を型紙という二次元の言語に還元すること。
 
そのことで、私は、レディメイドの自由から逃れられるのか? という・・・

目次

森千香子展/OUTLINE

会期:2022年10月27日(木)から〜10月30日(日)10月22日()、23日(日)は公開制作
時間:午後12時〜午後6時
展示作家:森千香子
場所:ギャラリーいちょうの木
東京都八王子市千人町1丁目2−17 八王子サマリヤマンション−1F
(JR中央線西八王子駅より徒歩7分)

作家紹介/ARTIST

1963年 静岡県浜松生まれ
武蔵野美術大学卒

個展
2001個展と和紙漉きワークショップ カーライル、英国
2005「Come & Go」ブラックボーン、英国
2011「2/4」ギャラリーDODO、東京
2015「龍の色」えすぱすミラボオ、東京
2017「手を洗ふⅡ」えすぱすミラボオ、東京

グループ展
1995「8 Japanese Artists」ロンドン
1997「Projekt Vystav skupiny C2 a Kurta Gebauera」プラハ
2001Atrium Gallery, Price water house coopers ロンドン
2012「Red and More」ミュンヘン2014「on to red」ウィーナノイシュタット、オーストリア
2015「緩やかな現在形の断面」文化磁場油や 軽井沢
2016「追分ビエンナーレ」文化磁場油や 軽井沢

作品紹介/ARTWORKS

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