2023年4月22日(土) ~5月14日(日) まで「山内龍雄」展を開催します。
展示ステートメント/Statement
山内龍雄は1950年に北海道厚岸町上尾幌に生まれ、その地で独学で絵を描き続けた画家です。
山内自身が見えていた宇宙のように無限に広がる空間を、キャンバス・油彩で表現するために山内が何年も試行錯誤を繰り返した末に完成した表現は唯一無二のものです。
山内は30代の頃に画商の須藤一實と出会い、山内が2013年に亡くなるまで、二人は約30年間「画家と画商の二人三脚」を続けて来ました。
山内没後、2016年に須藤は藤沢市にある自宅敷地内に山内作品の常設施設として「山内龍雄芸術館」を設立しました。
今展では、山内龍雄芸術館が所蔵している山内作品の中から、山内の初期から晩年までの代表的な油彩画とドローイング作品、およそ30点を展示いたします。山内が生涯、一貫して表現し続けた絵画の中に広がる無限の空間を、ギャラリーいちょうの木の展示室で存分に味わっていただけましたら幸いです。
《山内龍雄が見えてしまっている世界》
それはジャコメッティが見えている世界とほとんど同じものでした。
この見えてしまっている世界をどうやったら表現出来るのか。このことだけが彼の人生の全てでした。
ジャコメッティは彫刻で表現しました。山内はキャンヴァス油彩でそれをやり抜きました。作品の質は
見ての通りです。 山内が亡くなって10年。私自身、山内を偲ぶ展覧会になりそうです。
山内龍雄芸術館 須藤一實
山内龍雄展/OUTLINE
会期:2023年4月22日(土) ~5月14日(日) まで※月曜日は休廊
時間:午後12時〜午後6時(最終日午後6時終了)
展示作家:山内龍雄
場所:ギャラリーいちょうの木
東京都八王子市千人町1丁目2−17 八王子サマリヤマンション−1F
(JR中央線西八王子駅より徒歩7分)
須藤在廊日:4月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、
5月3日(水)、5日(金)、6日(土)、11日(木)、13日(土)、14日(日)
作家紹介/ARTIST
1950年 北海道厚岸町上尾幌に生まれる
1971年 独学で絵を描き始める
1984年 画商の須藤一實と出会う
1988年 山内作品を紹介するための画廊 ギャラリー・タイム設立
山内と須藤の二人三脚が始まる
2000年 ギャラリー・タイムが山内作品の常設展示画廊を銀座8丁目に開廊
2006年 ギャラリー・タイム、銀座2丁目に移転
2007年 アートマークギャラリー(オーストリア・ウィーン)で個展開催
以降、2010年までに、ミューワ美術館(オーストリア・グラーツ)、芸術家協会(ドイツ・インゴルスタット)、学学文創志業大楼(台湾・台北)、芸術家協会(オーストリア・ザールフェルデン)で個展開催
2009年 ギャラリー・タイム、京橋2丁目に移転
2013年12月 釧路市内の自宅アトリエにて死去
2014年 軽井沢現代美術館(長野県軽井沢町)にて追悼展開催
2015年 梅野記念絵画館(長野県東御市)にて個展開催
2016年 神奈川県藤沢市に山内龍雄芸術館が開館