2023年9月16(土)-24(日)まで、若林繁裕展を開催します。
展示ステートメント/Statement
以前は、庭に落ちている枝とか、生活廃材などを使って制作していた時期もありましたが、この数年はほぼ段ボールを使って制作しています。そのディティールが大変気に入っているからです。
大きな作品を作るとたくさんの切れ端がでます。この切れ端がなければ本体の作品は生まれません。つまり切れ端は作品の分身です。そしてその分身を切り出したのは私自身。この切れ端も作品の一部でいろんな思いが詰まっているのです。
人はそれをゴミと呼んでいますが、私にとってはとんでもなく貴重な画材なんです。アトリエは切れ端の山、一片たりとも捨てられません。その中のささやかな切れ端から刺激を受け、脳みそに蓄積されたさまざまなイメージを引き出して制作しています。
未知の領域から浮かんでくるもの、とっくに忘れ去られた領域からよみがえるもの。とにかくイメージが湧いたらほぼ即興的に、素早く、素早く具現化していきます。何が引き出されるか予測不能です。まだまだたくさんのいろんな作品を作りたいと思っています。
若林繁裕展/OUTLINE
会期:2023年9月16(土)〜9月24日(日)まで※18日(月)は休廊日
時間:午後12時〜午後6時
展示作家:若林繁裕
場所:ギャラリーいちょうの木
東京都八王子市千人町1丁目2−17 八王子サマリヤマンション−1F
(JR中央線西八王子駅より徒歩7分)
作家紹介/ARTIST
若林繁裕/SHIGEHIRO WAKABAYASHI
1950 大阪生まれ
<おもな作品発表履歴>
2023 「若林繁裕展──play with scraps of corrugated cardboard」(ギャラリーいちょうの木 西八王子)
2022 「若林繁裕展──Combining my FORMONs」(ギャラリーパーシモン 塩山)
2021 「若林繁裕展──Who are you!」(iGallery DC 石和)
2019 「若林繁裕展──小さな庭で大騒ぎ」(三彩洞 甲府)
2019 「生まれるアート展 VOL5」(県立美術館・県民ギャラリー 甲府)
2017~2023「美術のプラクシス展」(県立美術館・県民ギャラリー 甲府)
2016~2018 「ますとみやま ART 」(工藤耀日美術館 増富)
2017 「若林繁裕展──森の仕掛け 4」(古春堂画廊 甲府) 2015 2017 「若林繁裕展──森の奥へ」(iGallery DC 石和) 2015~2016 2017 「おくてん」(レストランやませみ 奥多摩)
2010 「森の仕掛け」(ギャラリー林檎 福岡)
2010 「 森の仕掛け 2」(ピースフルガーデン 鹿児島)
2010 「sora 展」(でんかハウス 京都)
2009 「TWIG ART 展」(堂園メディカルハウス 鹿児島)
2008 「枝でクラフト展」(ギャラリーハウス・マヤ 青山)
2008 「枝にクラクラ展」(小海町高原美術館「カフェ花豆