2022年9月1日(木)から〜9月12日(月)まで
「志茂浩和」展を開催します。
展示ステートメント/Statement
Honey Trap コンセプト
「ギャラリーいちょうの木」は、大通りに面したガラス張りの開かれた空間です。個展を開催させていただくにあたり、立地を活かした仕掛けはないかと考えました。そこで、せっかく開かれているのだから閉廊後も通りに向けて作品を展示してはどうかとオーナーに相談しました。私の作品は、箱の中に人が実在するかに見える映像作品です。これまでの展示では「怖い!」と大評判です。それが夜になっても通りから見えてしまうので、ホラーです。もしかしたら思い込みの激しい人が通報してしまうかもしれません。それでは迷惑がかかりますので、説明をする必要がありますが、ただ説明しても退屈です。そこで「架空の会社、蜜友が新製品発表のためにショールームで展示している」ことにしました。蜜を冠する架空の会社が街に仕掛ける展示会であることがタイトルの由来です。もちろん、奥の方にもサプライズを用意いたします。私は、かねがね作品や展覧会は公園を設計するようなものだと考えています。「こんな風に遊んでいただけたらなぁ」という私なりの狙いはあるものの、作品をご覧になった皆様の自由な発想を妨げようもありません。開催中、毎日出勤しておりますので、皆様の声をお聞かせいただくことを楽しみにしています。
目次
志茂浩和展/OUTLINE
会期:2022年9月1日(木)から〜9月12日(月)※9月5日月曜日は休廊
時間:午前11時〜午後7時
展示作家:志茂浩和
場所:ギャラリーいちょうの木
東京都八王子市千人町1丁目2−17 八王子サマリヤマンション−1F
(JR中央線西八王子駅より徒歩7分)
作家紹介/ARTIST
1960年大阪生まれ、東京在住。
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻中退。
神戸芸術工科大学教授。
1994年Sony Music Digital Entertainment Programでの受賞を契機に3DCGを修得。
同社よりダリの絵画世界をゲーム化した「incarnatia」(1997)を発表する。以降、プライベートアニメーション制作に取り組みSiggraph2000・2003などで発表する。神戸ビエンナーレ2007における「CGZOO」発表以来映像インスタレーション作品に取り組む。同2015に招待出品した「GIMON」以降、日本文化の発展的継承を基本テーマとしながら
特撮映像の影響を反映した仕立ての作品で観客に現代を俯瞰する視点を提供することを試みている。
六本木アートナイト2018に出品した「挟まる人」は、第22回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員推薦作品。第21回CSデザイン賞準グランプリに選出されている。
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